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スーパーハイトワゴンの代表車種「ダイハツ タント」

軽自動車の販売台数ランキングで常に上位に位置している大人気車種がダイハツ「TANTO(タント)」です。
現在すっかり主流になっていますスーパーハイトワゴンというジャンルのさきがけとして発売されたモデルがこのタントであり、発売開始以来絶大な人気を維持しています。

ダイハツタントの最大の特徴は軽自動車の規格の限界まで使用した広い室内空間にあり、乗り降りしやすい大きなドアと大きな荷物も軽々乗せることができる高い天井が魅力となっています。

一般向けの乗用車だけでなく福祉車両としても広く使用されており、車椅子など大きな荷物を乗せなければならない時にはその強みを十分に発揮します。

現在までタントファミリー全体での売上台数は累計200万台を超えており、2018年12月3日には特別仕様車である「VSシリーズ」が登場するなど年々多くのユーザーのニーズに合ったモデルが追加されているようです。

タントの基本スペックと特徴

2018年時点で新車として販売されているタントのモデルは2013年にフルモデルチェンジをしたものおよび、2017年にマイナーチェンジをしたものとなっています。

ファミリー向けのハイトワゴンとして、外観は全長3395mm×全幅1475mm×全高1750mmとなっています。
装備の特徴として一番目立つのは「ミラクルオープンドア」という助手席と左側のスライドドアの間の支柱をなくした形状で、これにより前後に自由に乗り降りができます。

高い天井と自由度の高いシート移動により、ベビーカーなど大きな荷物もたたまずそのまま乗せることが可能です。

スーパーハイトワゴンの歴史とタントの魅力

維持費の安さからファミリーカーとして多く選ばれる軽自動車ですが、実はタントのようなスーパーハイトワゴンは最初から幅広く受け入れられたというわけではありませんでした。

タントの初代モデルが販売された頃というのは、同じくムーブやワゴンRといったタイプのボックスタイプの軽自動車が複数のメーカーから販売開始された時期でもありました。

しかしそれまで主流であったミニセダンタイプのミラやアルトのようなタイプとあまりにも異なる外観がなかなか受け入れられず、発売当初はどのメーカーもかなり苦戦をしていたのが実情です。

その点タントは発売当初より「家族にピッタント」といったカジュアルなキャッチフレーズと人気のタレントをファミリー受けを意識して配役したことにより、実用的で家族と楽しめる車というイメージを定着させるとこに成功しました。

爆発的に販売台数が上昇したのは2013年に発売された三代目モデルで、それまでの形状をより洗練した形にモデルチェンジしたことで大きく実用性を高めました。

年々新しいハイトワゴンタイプの軽自動車が登場していますが、タントは今後も変わらず人気を継続していくことが予想されます。