バイクに乗る女性の割合とは?
男性の趣味というイメージが強いバイクですが、最近では女性バイカーも増えているとよく聞くようになりました。
実際のところ、バイクに乗っている女性の割合はどれくらいで、どんな車種が人気なのでしょうか。
一般社団法人自動車工業会によって行われたある調査によると、バイク購入者全体のうち女性ユーザーは20%程度と言われています。
女性バイカーは一定数いるとはいえ、やはり男性のユーザーの方が圧倒的に多いということになります。
バイクはやはり車体の重量が非常に重く、扱いにも苦労します。
男性でも扱いが難しい大きな車体のモデルもありますが、より小柄な女性にとっては停車時の足つきなど様々な操作が不安を覚える要因となっています。
転倒やケガなどの不安があるため、バイクを敬遠する女性がやはり今でも多いようです。
また、このような物理的な不安要素だけではなく、デザインの面でお気に入りのモデルを見つけられないという方もいます。
最近では一部女性を意識したモデルも生産されており、小型のバイクにその傾向が強いようです。
スクーターの人気が高い
そんな女性バイカーに人気なのが、50cc以下のスクーターです。
実は先ほどの調査であった20%の女性ユーザーのうち、この50cc以下のスクーターを購入した人は70%を超えています。
50cc以下のスクーターを購入した男性ユーザーは30%弱であることからも、50ccスクーターは明らかに女性人気の高いモデルであるということがわかります。
機能性の充実度の高さや収納スペースの広さが、50ccスクーターの人気の秘密です。
フロントポケットやシートの下のメットインスペースなど、荷物が多くなりがちな女性にとっては様々な嬉しい収納機能がスクーターにあるからです。
手元のバッグや買い物の荷物などを収納する際に、メットインスペースがある50ccスクーターは生活の利便性を向上させてくれる非常に便利な存在です。
女性向けのデザインや扱いやすいサイズのスクーターを販売しているバイクのメーカーは、ユーザーのニーズ・市場の動向がきちんと把握できているというわけです。
スクーター以外の人気車種
数は決して多くはないものの、もちろん女性ユーザーの中でスクーター以外のモデルを購入している方もいます。
特に若い20代の方が多く、250ccクラスのオンロードバイクが女性に人気です。
女性ユーザーは男性と比較すると圧倒的に少ない傾向にありますが、バイクを購入するための理由が全く違うのもその原因と言えるでしょう。
趣味としての購入というより、日常生活で使える移動手段、実用性の高さなどが求められている傾向にあります。