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好きな子とのタンデム走行するという男のロマンを検証

バイクに乗っている男子であれば一度は憧れるだろうことが好きな子とのタンデム走行です。
道路交通法では51cc以上のバイクであればタンデム走行ができると定められているので、原付二種以上の排気量があれば二人で一台のバイクに乗ることができます。

ただし二人乗りをするためには小型自動二輪免許以上を取得するとともに、免許取得から1年以上経過していることが条件になります。
もし免許取得1年以内に二人乗りをしているところを取締にあったら、2点減点に加えて12,000円の罰金が課せられます。

罰則もそうですが、そもそもとして免許取得1年未満の人はまだバイクの運転に十分に慣れていないことからバランスを崩しやすいタンデム走行はかなり危険となります。

バイクは自動車のようにシートベルトがありませんので、もし転倒や衝突をしてしまったらその衝撃をもろに身体に受けて吹っ飛んでしまいます。

運転をしている自分のミスのために、一緒に乗っていた人が重大な怪我や後遺症を負ってしまったり、最悪の場合は生命の危険にもさらされることになるということはまずしっかり頭に入れておいた方がよいでしょう。

もう一つ注意しておきたいのが、タンデムシートとはいえ受ける風や振動は運転席とほとんど変わらないということです。
可愛らしい彼女とデートにタンデム走行なんていうのは男のロマンですが、スカートや浴衣などを着用してバイクに乗るときには裾が大きく開いて衣類がまくれ上がってしまう危険があります。

普通に運転をする人はプロテクターやライダー用ブーツを着用するのに、タンデムシートの人はヘルメットをかぶってさえいれば浴衣だろうがホットパンツだろうが安全なんていうことはあるわけありません。

特に花火デートのために浴衣の彼女をバイクで送るなんていうシチュエーションでは、乗るために彼女が着物の裾をがばっと開いてシートをまたぐ形になります。

さらに言うとヘルメットをかぶる必要があるのでせっかくセットした髪の毛も乱れますし、メイクもきれいなままというわけにはいかないでしょう。
結論を言ってしまうと、タンデムデートをするならそれなりの服装と準備をする必要があるということです。

タンデムのコツ、注意点

よく漫画などでタンデムシートに横乗りしている女性を見かけますが、これは現実にはほぼ不可能と言ってよいでしょう。

自分の身で考えてもらいたいのですが、横乗りをしたバイクが背中側にバランスを崩したらどうなるでしょうか。
つかまる場所も体勢も不安定になりますので、おそらくは背中から落ちて後頭部を強打してしまうことになります。

タンデムをする時にはかならずシートをまたいで乗るようにし、運転手の身体にしがみつくかもしくはシート脇のレバーをしっかり掴むようにしましょう。