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バイクは16歳から、自動車は18歳から

バイクの運転免許は、自動車よりも2年早い16歳から取得できるようになっています。

しかし実際にはバイク免許を禁止している高等学校が多いこともあり、実質的には18歳以降になって自動車免許と同時か、それ以降に取得をする人が大半です。バイクと車の免許を同時に取得できる教習所もあり、大学の長期休暇を利用して合宿免許を行う人も多いようです。

バイクも自動車も、道路交通法では同様に車両として扱われることとなっており、道路標識など規制に従って通行をしなければいけません。

50cc以下の原付一種の場合には、最高速度が30km/hまでであったり、大きな交差点で二段右折をしなければいけないなど一定の規制がありますが、それ以上の排気量のバイクは基本的に自動車と同様の交通規制に従うことになります。しかし法規上は同一であっても、実際に公道を走行する場合には四輪車と二輪車には大きな違いがあるのです。

普段四輪車を運転する人が休日などに二輪車に乗り換える場合などは特に注意が必要で、同じような感覚で乗ってしまうと思わぬ事故を誘発してしまうことにもなります。バイクと四輪車の最も大きな違いとしては、まず車体が小さいために周囲から視認されにくくなることです。

自動車教習でもよく言われることですが、交差点を自動車が右折する場合、正面の道路を直進してくる自動車に対して、小さな二輪車はスピードの確認が難しく、反応が遅れてしまうことがよくあります。

その他にも大型車の隙間から急に飛び出してきたりした時など、自動車の運転手から死角になる場合も多いので、自動二輪の運転手はなるべく周辺に視認しやすい運転を心がけることが必要です。

バイクは転倒事故の危険が高い

自動二輪を運転するときに気をつけたいのが転倒の危険性です。四輪車と異なり、二輪車は静止時に直立することができません。どうしてもバランスを取るためにスピードを出してしまったりすることもあり、それが周囲にとって危険となることがあります。

また周囲に自動車のいない山道などでも、二輪車での走行はバランスを崩しやすく単独でも事故を起す危険性があります。バイクの事故は一件あたりの重大度が大きく、ライダーや同乗者が一生もののケガを負ってしまうということも珍しくありません。

これは転倒しやすいということに加え、自動車のように体全体を鋼鉄の扉で覆われていないことが関係しており、ひとたび事故が起こるとライダーの体は大きく投げ出されることになってしまいます。周囲に他のバイクや自動車がいないとつい調子にのってスピードを出してしまいがちですが、これも運転中によくある錯覚です。

周りに速度を計測できるものがない時こそスピードメーターを注視し、安全にカーブを抜けられるようにしましょう。