バイクにかかる税金の種類と排気量の関係
自動車と比較して維持費がかからないというイメージがありますが、維持にかかる税金の額についてはかなり細かく規定が設けられています。
バイクにも自動車同様に「重量税」が課せられることとなっていますが、これは車検が必要になる250cc以上のバイクに限定されます。
しかし125cc~250ccのバイクであっても、新車で購入したときには同様に重量税がかかりますので、新規取得をするときには余裕をもって予算を用意しておきたいところです。
なお250cc以上のバイクは毎年重量税が発生しますが、125cc~250ccのバイクは新規購入時に一回のみの支払いで、その後は発生しません。
125cc以下の小型バイク(原付二種、原付一種を含む)は重量税という形で徴収をされることはありません。
250cc以上での重量税の額は、初度登録からの経過年数によって変化をするという特徴もあります。
新車購入時は5,700円で、3年間有効です。
それが3年目以降は2年ごとに3,800円となり、13年目まで固定額となります。
初度登録から13年が経過したバイクには割増増税率が適用されることとなり、以降2年ごとに4,400円に値上がりします。
さらに登録から18年を超えると2年ごと5,000円となり、この額は以降ずっと乗り続ける限り発生するものです。
125cc~250ccまででは、初度登録時の重量税は4,900円となります。
排気量に関わらず毎年発生する軽自動車税
一方で排気量の大きさに関係なく、毎年必ず支払いをすることになるのが「軽自動車税」です。
軽自動車税は4輪自動車の軽自動車同様に地方税として取扱されるもので、ナンバープレートを発行している地方自治体に納めることになります。
現在ではバイクの軽自動車税は250cc以上で4,000円、125cc~で2,400円、90cc~で1,600円、50cc~で1,200円、50cc以下で1,000円です。
ただし、この金額は増税されることが決定されており、近々1.5~2倍程度になる見込みです。
いつからということについては様々な意見があるため、正式に決定はされていませんが、近々大幅に値上げされることになると知っておいた方がよいでしょう。
また軽自動車税の他にも「自賠責保険」の保険料が同時に徴収されます。
こちらは強制保険なので必ず支払うこととなっており、排気量にかかわらず全てのバイクが対象です。
料金は加入年数によって異なり、長く加入期間を取ることでよりお得な保険料となります。
1~5年の間で任意に加入期間を選択することができるので、購入時にお店の人に説明を受けてそれぞれ支払いをしていきましょう。