バイクに乗ることのメリットとその理由
バイクブームが去って既に20年以上が経過していますが、依然としてバイクに対して「不良」「危険」といったネガティブなイメージを持っている人がいるようです。
特にバイクの免許が取得できるようになる16~18歳くらいの時期はほとんどの人が高校生であることから、保護者の立場からは「危ないから乗ってもらいたくない」と良くない情報ばかりを話すようなこともあります。
確かにバイクは自動車と比べて運転が難しく、一旦事故に巻き込まれてしまうと重大な怪我を負ってしまうこともよくあります。
ですが実際にバイクに乗ってみると、そうしたリスクは十分にわかっていてもそれでも楽しいという気分になることができます。
ブームが去ったということは逆に言うと今バイクに乗っている人は本当にバイクが好きな人たちということもあり、よいライダー仲間とめぐりあうチャンスも広がっており、そこからより楽しいライフスタイルを作っていくこともできます。
バイクに乗ることによって得られるメリットはいくつかありますが、中でも最も大きいのは「開放感」ではないかと思います。
よくバイクに乗ることを「風になる」といった言い方で表現しますが、これは外気の風を直接身体に受けて自然と一体になるような感覚を得ることができることに由来します。
特に人気のツーリングコースなど見晴らしのよいところを走行していると運転に没頭してストレス解消になります。
またバイクのデメリットとして言われるリスクもまたバイクの魅力であったりします。
風に煽られてしまったり、ときにバランスを崩してしまったりといったことも、バイクに乗っているからこそ得られる興奮になります。
バイクでツーリングをしているとどうしてもトラブルに遭うことはありますので、そこでどう自力で切り抜けていくかという対応力も養われていきます。
それと、バイクに乗るということは一人で運転するという独立した気持ちと、仲間と一緒に楽しみを共有するという2つを同時に感じることができるということがあります。
運転中は基本的には自分だけの世界に入れますが、一旦バイクを降りれば仲間たちと情報交換をしたり一緒に目的地を目指したりといったことができます。
そんな自分と他人との関係のバランス関係もまたバイクライフの大きな楽しみと言えます。
バイクを所有するときの注意点
バイクを所有するときに考えておきたいのが維持費用と安全対策です。
免許を取得するだけでも数十万円がかかりますが、さらに自分でバイクを所有するとなると毎年の税金や車検・点検の費用がかかります。
また人気の車種は盗難の危険もありますので、きちんと費用をかけて防犯対策をしていくということも必要です。