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給油の時にガソリンはどのくらい入れておくべき?

クルマに乗る人は度々ガソリンを給油しなければなりませんが、いつも満タンに給油するという人もいれば、半分だけ給油するなど、給油する方法は人それぞれです。
カードで給油するので決まった量を給油するという人もいれば、現金で給油するのでその時の持ち合わせに応じた量を給油する人もいるでしょう。
給油ランプが点灯してからガソリンスタンドに行く人もいれば、まだまだ余裕があるうちに給油する人もいるのではないでしょうか。

クルマを所有する人は誰でも、給油する時には満タンにした方が良いのかどうかを考えたことがあるかもしれません。
満タンに給油することと、半分だけ給油することにはそれぞれどんなメリットがあるのでしょうか。
給油するタイミングを考える上でも、それぞれのメリットはぜひ知っておきたいことでしょう。

いつも満タンにしておくメリット

いつも満タンに給油しておくことの一番のメリットは、ガソリンスタンドに行く頻度が減らせることです。
ガソリンタンクに燃料が多く入っていれば入っているだけ、クルマが走行できる距離も長くなります。
災害などが起きた場合にも、ガソリンがタンクに多く残っていれば給油の心配をせずにすぐに遠くまで避難することができます。

ガソリンスタンドに行く頻度が減らせることは、ガソリンを入れに行く手間や時間を節約することにつながります。
また、値段の安いガソリンスタンドを求めて遠くまで給油に出かけるなら、ガソリンを入れに行くだけでも燃料費がかかります。
ガソリンスタンドに行く頻度が減らせるのは、場合によっては費用の節約にもなるのです。

さらに最近では、大きな地震などの災害が頻発しています。
そういったことが起きた場合、ガソリンスタンドに長蛇の列ができていたり、ガソリンが売り切れてしまうということが起こり得ます。
災害時への備えとしても、常にガソリンを満タンにしておけばすぐに逃げることができたり、車で暖を取りながら一晩過ごすこともできます。

半分だけ入れるメリットはあるのか

一方、ガソリンを半分だけ入れておくことにはどんなメリットがあるのでしょうか。
一般的にタンクに半分だけ入れた方が燃費が良くなると言われていますが、これは本当でしょうか?

40Lの容量のタンクを持つ車の場合、ガソリンの重量とタンクの容量を基に計算してみると、およそ15kgの重量差が発生します。
この重量差を基準に燃費を計算してみると、半分だけ給油した方が満タンに給油するよりも約3km長く走行できることになり、0.5%ほど燃費が向上するわけです。

結論から言えば、確かに燃費は向上しますが微々たるものだと言えるでしょう。
ですから、給油する時に満タンにするか半分にするかは、それぞれのメリットを考えて選択すると良いでしょう。