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車検が切れると罰則がある

気づいた時には車検が切れていたというリスクは、自動車やバイクを持っている人なら誰もが持っています。
切れてから数日しかたっていないからOKということはなく、1日でも車検切れの状態になると罰則があることは知っておかなければいけません。

車検切れの罰則は道路運送車両法によって定められていて、免停を含めた行政処分の対象にもなります。
愛車の車検が切れただけで行政処分を受けることはありませんが、その状態で行動を走行してしまうと、過去に違反したことがあるかどうかに関係なくその場で30日間の免許停止となってしまいます。

30日間が経てば違反点数の面では回復しますが、違反前歴はその後も記録に残ります。
もしも将来同じことをしてしまった場合、前歴2となって一発免許取り消しという思い行政処分を受けることになりますから注意してください。

車検切れになったらどうすれば良い?

車検が切れたら、公道を走行するのはNGです。
至急整備工場へ持っていって車検を通す必要があるわけですが、その際にも公道は走れないので業者に依頼して愛車を整備工場まで運送してもらう必要があります。

代引きサービスは、自宅まで愛車を引き取りに来てくれて車検を通し、そして車検後は自宅まで納車してくれるサービスです。
全国各地で受けることができるサービスなので、万が一の車検切れの際にはぜひ活用することをおすすめします。

市町村で仮ナンバーを発行してもらうという方法もアリです。
仮ナンバーを発行してもらうと、車検切れの状態でも公道を走ることが法律的に許可されます。
仮ナンバーの期限が切れないうちに整備工場へ持っていき、車検を通してもらいましょう。

なお、車検切れになると、加入している自賠責などの有効期限も切れている可能性が考えられます。
そのため、まずは自賠責保険を1ヶ月程度の短期間で加入した上で仮ナンバーを申請する必要があります。

車検が切れるとどんなリスクがある?

車検が切れた状態で愛車に乗っていると、罰金や免停処分などのペナルティがあるだけでなく、最悪の場合には現行犯逮捕のリスクもあります。
またその状態で交通事故を起こした場合、自賠責保険や任意保険が下りないリスクもあるでしょう。
保険料を遅延することなく毎月収めていても、車検が有効期間内であることは保険適用の条件です。
万が一車検切れの状態で事故になると、損害賠償金は全額が自己負担となってしまいます。

さらに、車検が切れた状態の車を運転していると運転免許を失うリスクもあります。
過去に違反前歴がなくても、車検切れの車を走行というだけでマイナス6点の減点ですし、2回目や3回目と複数回になると常習犯とみなされ免許はく奪の対象となってしまいます。