瀬戸内海しまなみ海道ドライブコースの魅力
ドライブの良さは、思い立った時にいつでも出かけることができて、しかもコースを自分で選んで自由自在に小旅行を楽しめることにあります。
首都圏に住んでいるのならドライブで一時間半程度の場所を訪れるのも楽しいものですが、たまには遠出をして新鮮な景色に触れるのもいいですよね。
国内に数多くあるドライブコースの中でも特におすすめなのが、「瀬戸内海しまなみ海道」です。
瀬戸内海しまなみ海道は広島県の尾道市と愛媛県今治市の間を結ぶ道のことで、西瀬戸自動車道とも呼ばれています。
全長約60kmの海道は瀬戸内海に架かる10本の橋で構成されており、各島の様々な観光スポットに立ち寄って楽しむことができるようになっています。
魅力的な数々の観光スポット
瀬戸内海しまなみ海道自体はそれほど長い工程ではありませんが、途中下車して楽しめるスポットがたくさんあります。
その中でも是非立ち寄っておきたいのが「亀老山(きろうさん)展望公園」です。
ここの展望台から臨む景色は四国八十八景にも選定されており、西日本では最高峰の石鎚山なども眺めることができるようになっています。
世界初の三連吊橋として話題になった「来島海峡大橋」の景観も見事です。
また、伯方島(はかたじま)にある「開山公園」からも、しまなみの絶景を楽しむことができます。
特に桜の季節は写真撮影のスポットとしても絶好ですから、ぜひ一度立ち寄ってみたいものです。
伯方島には塩業工場もあり、おみやげ付きで塩の製造工程を見学することができます。
「大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)」も、興味深いスポットのひとつです。
天照大神の兄神である大山積神を祀っているこの神社には数万点の武具や甲冑が収蔵されています。
推定樹齢約2600年の大楠もあり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。
大山祇神社のある大三島は「神の島」としても広く知られています。
島内にあるインターチェンジには多々羅しまなみ公園や多々羅温泉などもありますので、ここでゆっくりと時間を取るのがおすすめです。
アートが好きな人なら、「ところミュージアム大三島」で休憩するのもいいアイディアでしょう。
ここから見える景色も、一度行ったら忘れられない印象的なものです。
四季折々に変化する瀬戸内海しまなみ海道の見どころ
瀬戸内海しまなみ海道のドライブを計画するのなら、一番おすすめなシーズンはやはり夏です。
生口島(いくちじま)の「瀬戸田サンセットビーチ」では、800メートルにも渡る美しい砂浜での海水浴が可能です。
この他にも、桜の名所や時期によってライトアップの行われるスポットなどがいろいろありますから、休暇と照らし合わせてぜひスケジュールを組んでみてください。