Posted on

点検の重要性

愛車にいつも絶好のコンディションで走ってもらうためには、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
車やバイクには「定期点検」と「車検」という2つの点検がありますが、いずれも愛車を長持ちさせるためには欠かせない作業です。

ただし定期点検と車検とではその内容に大きな違いがありますので、両者を混同しないようにしてそれぞれの点検を行なっていく必要があります。
ここでは定期点検と車検との違いを具体的に見ていきましょう。

定期点検とは

定期点検というのは、愛車で走行する際に公道を安全に走ることができるように行う点検のことです。
雨の日でも雪の日でも快適に走れるということは、車を運転する人にとって非常に重要な問題です。

定期点検は基本的に整備工場や自動車ディーラーが行なっており、通常一年おきに行うことが推奨されています。
この定期点検も車検同様義務付けがされていますが、点検をする時期が遅れてしまっても法的な罰則はありません。
とは言え、定期点検をこまめに行えば大切な車やバイクの寿命を伸ばすことができるのも確かですし、メーカー保証が受けられるなどの恩恵もあります。

ですから、日常的に車やバイクを運転する人はこの定期点検を怠らないようにしましょう。
季節の変わり目はタイヤを変更する必要がある人もいると思いますから、その時期にメンテナンスに出すと習慣づけるのをおすすめします。
事故を未然に防げますし、無用なトラブルに見舞われることもありません。
楽しいカーライフを楽しみたい人にとっては、定期点検は必須といえるでしょう。

自家用車の場合、1年ごとに26項目、2年ごとに56項目の点検項目が設けられています。
詳しい内容については点検を依頼するディーラーや整備士に尋ねてみてください。

ちなみに費用の方は、1年点検で1万円から1万5000円、2年点検の場合には2万円から2万5000円となっています。
大切な愛車を維持することを考えると、出すのを躊躇うほどの高額と言うわけではないのではないでしょうか。

車検とは

車検というのは、定期点検とは別に行わなければならない法的に義務づけられている点検のひとつです。
正式には「自動車検査登録制度」と呼ばれており、これをパスしないと自動車検査証が発行されません。
自動車検査証が発行されないということは公道を走れないということですから、車を所持している人は必ず受けなければならないわけです。

自家用車を持っている人なら新車を購入して3年後、その後2年ごとに車検に通らなければならないことが法律で決まっています。
車検を受けずに公道を走行した場合、1年以下の懲役あるいは30万円以下の罰金を課せられることになりますので注意しましょう。
車検の費用は、ディーラーを通した場合中型車で10万円前後が相場です。