フルモデルチェンジで大きく変わった「スズキ・スペーシア」
2018年時点での日本国内の軽自動車販売台数ランキングで第2位としてランクインしているのが「スズキ スペーシア」です。
スズキ・スペーシアはスーパーハイトワゴンとして分類される車種で、軽自動車としてはトップクラスの広い室内とともに高い環境性能を持っていることが特徴になっています。
スペーシアの初代モデルが発売されたのは2013年3月で、発売当初は「パレット」という車種名で販売されていました。
2013年はダイハツタントの三代目モデルや、現在までもトップシェアの軽自動車種であるN-BOXなど人気の自動車が次々にリリースされていたこともありなかなか「パレット」は人気を伸ばすことができませんでした。
そこでその後車種の基本的な構造はそのままに名称を「スペーシア」に変更して、走行性能と燃費性能を飛躍的に向上させることで勝負をかけました。
その結果、スズキの最大の強みである走行性能と燃費のバランスの良さが評価されることになり現在もトップクラスの人気車種にまで成長を果たしています。
2017年には初のフルモデルチェンジが行われ、「スズキセーフティサポート」が新たに採用されたことにより、安全性能が充実されました。
更には「デュアルセンサーブレーキサポート」という衝突被害軽減ブレーキや、後退時の衝突被害軽減をする「後退時ブレーキサポート」といったものを軽自動車で初めて搭載し、性能面でも他の車種を大きく引き離すことに成功しています。
スズキスペーシアの基本スペックと特徴的な機能
スズキスペーシアには、スタンダードモデルとカスタムモデルの二車種がラインナップされています。
2017年からの新型スペーシアでは、よりカジュアルなデザインを取り入れておりキャッチフレーズに「ワクワク、楽しさ」を掲げたスタイルになりました。
中でも特徴的なのがツートンルーフ車の導入で、モノトーン10色に加えて2トーン4色による全14パターンという非常に多彩なカラーリング展開となっています。
カスタムモデルではメッキフロントによる独特の形状となっており、こちらもモノトーン9色に2トーン5色での全14パターンから選択できます。
ボディサイズは3,395mm×1,475mm×1,785mmと業界トップクラスとなていて、水冷4サイクル直列3気筒により走行性能でも高い信頼性があります。
スペーシアのモデルチェンジと新たな魅力
新型スペーシアになったことにより、上記のような安全性能が高まりさらに新プラットフォームである「ハーテクト」が採用されました。
「ハーテクト」はスズキの次世代テクノロジーで、アンダーボディの骨格を高い剛性と軽量化しています。
これにより広い室内空間と荷物スペースを大きく広げることに成功しており、同時に安全性能をより高いものにしました。