バイクのバッテリー上がりはどういうときに発生するか
自動車でもバイクでも、なかなか悩ましいのがバッテリー上がりです。
特にここ数年の現行モデルのほとんどが電装機器を強化した構成をしているので、バッテリーが上がってしまうと他の一切が動かなくなってしまうということも起こります。
バッテリーが上がってしまったときの特徴としては、エンジンを起動させようとしてスターターボタンを押しても、キュルキュルとセルモーターが空回りするような音が聞こえるというものです。
自動車でもバッテリー上がりは比較的よくあるトラブルですが、主な原因はバッテリーが劣化して十分な電力を蓄えることができなくなったり、または何らかの原因で急激にバッテリー内の電池を放電してしまったことによります。
いずれにしてもバッテリー内の電池が不足したときに起こる症状ですので、普段からバッテリー残量を気にかけるようにし、遠出をする時などは十分であるかチェックしてもらうようにしましょう。
ちなみにバッテリーが上がりやすい特徴として「1日に何度もセルモーターを起動させている」「消費電力の大きな電装機器を付属させている」「1回あたりの走行距離が短く使用頻度が少ない」「夏季や冬季など過酷な状況で長時間使用した」といったことがあります。
他にも、バッテリーをつけっぱなしにしたまま長期間ガレージなどに眠らせていたバイクなどを急に動かした時にも、バッテリー上がりは生じやすくなります。
出先で急にバッテリーが上がってしまったら
バッテリーが上がってしまったとき、一番望ましい対処方法となるのは、最寄りのバイクショップもしくはホームセンターなどで新品のバッテリーを購入して交換するということです。
バッテリー内の電池が切れて起こるのがバッテリー上がりなので、その電池を交換してしまえばすぐに問題は解決します。
どうしても近くに交換用バッテリーがない時では、バイクショップもしくは他のバッテリーから充電するという方法があります。
充電器はバイクショップやバイクを扱うお店なら必ず備えてありますが、緊急時には専用のプラグで他のバッテリーから充電することも可能です。
「ブースターケーブル」といいますが、ベテランライダーさんなどはツーリングのときに持ち歩いていたりします。
自動車と異なり、バイクには最初から付属していない部品なので、万が一のときのために購入しておくのも一つの方法です。
また、キャブレター車であれば押しがけでエンジンを起動させることが可能です。
押しがけはイグニッションキーをONにして、2速に入れた状態でクラッチレバーを握ります。
そのままバイクを押し出しながら、スピードが乗ったらシートに飛び乗ってクラッチを繋ぎます。